デフォルトとは、ある設定や状態が、何も変更されていない状態を指します。つまり、何らかの設定や選択肢がある場合に、何も選択しなかった場合や、設定を変更しなかった場合の状態を指します。
例えば、コンピューターソフトウェアの設定において、ある機能のデフォルト設定が「有効」である場合、ユーザーが何も設定を変更しなければ、その機能は有効になります。また、あるアプリケーションのデフォルト言語が英語である場合、ユーザーが何も設定を変更しなければ、そのアプリケーションは英語で表示されます。
また、金融用語としても使われます。債務者が債務不履行に陥った場合、債権者は債務不履行による損害賠償を求めることができます。この場合、債務者が支払うべき金額は、契約書に明記された金額ではなく、裁判所が定めた金額が適用されます。この裁判所が定めた金額を「デフォルト金額」と呼びます。
また、コンピューターセキュリティの分野でも使われます。あるシステムにおいて、セキュリティ設定がデフォルトのままになっている場合、攻撃者にとっては容易に侵入することができます。そのため、セキュリティ設定を変更することが重要となります。
デフォルトは、何も変更しなくても利用できる状態を指しますが、必ずしも最適な状態とは限りません。そのため、ユーザーが自分に合った設定に変更することが重要です。また、セキュリティ上の問題を避けるためにも、デフォルト設定を変更することが必要となります。